
こんにちは!未来創造室のトミーです。
今回は「ピラボッツ」のキャラクターを描いて頂いたイラストレーターの田渕周平さんのインタビューです。
え、ピラボッツを知らない?
ピラボッツは「創造ってなんだっけ?」といつも考えている、PILABOTに住む不思議ないきものたちのこと。
と言ってもぜんぜん堅苦しくなくって、日常に隠れている身近で小さな「創造」を、みなさんといっしょにたのしむために生まれてきたキャラクターなんです。
ちょっと時間が空いたなってときに、ちょっとほっとしたいときに、どうぞお気軽に『ピラボッツとあそぼ』をのぞいてみてください。
では、インタビューのはじまりはじまり~。
ーー
ピラボッツ、すでに愛着がわきすぎて、インタビュー専用マイク『Iマイク』作ってきちゃいました!
田渕さん
かわいいっすね!
どうも、どうも。
手作りのIマイクを持ちながら
ーー
まずはピラボッツの話の前に、田渕さんのことを教えてください!
イラストはいつから描くようになったんですか?
田渕さん
こどもの頃から絵を描くことが好きだったんですけど、学校では美術は評価されなくて(笑)
昔からこどもっぽいというか、イラストっぽい絵が得意でした。
小学5年生の時にカレンダー作りを頼まれたことがあって、そこで、自分の身の回りの好きなモノをイラストで365個描いたのが最初のイラストを描くきっかけだったと思います。
それと見比べてみると、実は今のイラストとあんまり変わらないんです。
田渕さんが小学5年生の時に描いたカレンダーのイラスト
ーー
365個!すごい!
どれもかわいいイラストですね!
それが今のイラストに生きているんですね。
田渕さん
そのまま上手くならないのが、自分でいうのもですけど特徴だと思ってます。
ーー
あえてこどもっぽさを残しているのが田渕さんのイラストの特徴になるんですね。
田渕さん
そうそう、ずっと描いていると確実に上手くなっちゃうんで、なるべく下手めに描こうとは思っていて、そこは意識してますね。
ーー
下手めにを意識しながら描くって難しそうですね。
田渕さん
難しいですね。。
イラストのサイズは小さく描くとコントロールが効かなくなるし、 大きければ大きいほどきれいに描けてしまうので、ギリギリのサイズで小さく描くようにしてます。
スピードに関しても、時間がありすぎると丁寧になるし、ただ時間がなさ過ぎてもいい加減になってしまうので、これまた難しい。
納期には間に合うギリギリのタイミングで描くと勢いとかスピードがでて、いい感じに描けるんです(笑)
ーー
納期ギリギリのタイミング(笑)
さて、そんな田渕さんのイラストが、考えていたピラボッツのイメージに近いと感じまして、ピラボッツのイラスト制作依頼をさせて頂きました。
『PILABOT』の文字に絡めて作って欲しいというオーダーを出させていただきましたが、出てきたものは方向性と違うものでちょっとびっくりしたんです。
どういう想いでピラボッツを描いて頂いたんですか?
田渕さん
文字自体をキャラクターにしてしまうイラストは、けっこう世の中にあるなと思ったので、自分がもらったら嬉しいような、自分が好きだと思うものを想像して描きました。
ーー
想像と違っていてぼくらも驚きはしたものの、 ちょっと黒子っぽさのあるようなとてもかわいくて、親しみやすいキャラが出来上がってきてこれだ!と思いました。
田渕さん
そこも狙ってました(笑)
実は最初、手書きで落書きっぽく描いてから、清書しようと思っていたんですけどアイデアでパッと描いたイラストが良かったので、そのままラフのものを使ってます!
ラフで描いたイラストーー
想うように描いたこの感じがピラボッツのゆるい良さを出してますよね。
田渕さん
そうそう、清書しだすときれいになりすぎちゃうんで。
ーー
強いて言うなら、田渕さんはどのアルファベットが好きですか?
田渕さん
難しいなぁ。。
こういうキャラを作る時は、動きとかしゃべるとか、そういうのも含めて描いたりするのでそういうのも含めていうと、『B』ですかね~
イラストだけでなく、漫才のシナリオも考えたりしているので、すでに親しみがあります(笑)
ーー
どれもいろんな場面で活躍できるキャラですよね。
田渕さん
Oはコロコロ転がってどこかに行ったり、Tは飛んでなにかを発見したりね。
ーー
いずれ、ピラボッツでやってみたいことはありますか?
田渕さん
見ている方が参加できるようなイベントが出来ればいいですよね。顔ハメパネル的なね。
あとは、漫才がだいすきな『B』をリアルに再現して利用してほんとうに漫才を作ったりしたいですね。
そのときはトミーさん、ぜひ漫才師をやってくださいね(笑)
ーー
〈おわり〉
田渕周平さんプロフィール
イラストレーターであり、クリエイティブオフィスエジソンの代表。
親しみやすく独特のタッチが特徴的。